普段何気なく使っている検索エンジンですが、いざ自身のサイトを上位表示させたい際には、その仕組みを理解しておくことが不可欠です。
本稿では、検索エンジンに関する次の3点をクリアにします。
- 検索エンジンの仕組み
- 検索エンジンの役割りと、4つの機能
- サイトをクロールされやすくする3つの方法
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検索エンジンの仕組み
GoogleやMicrosoft Bingなど検索エンジンには、検索結果として表示されるまでに、次の3ステップの仕組みを有しています。
- クローリングによる情報収集
- インデクサによる情報整理と保管
- サーチャーによる検索ランキング
「ページの情報収集」→「収集した情報の整理・保管」→「順位決定」という仕組みを経て、検索エンジンの結果画面に表示されます。
クローリングによる情報収集
ウェブページの情報収集は、ウェブ上に存在する「クローラー」という巡回ロボットによって行われています。
クローラーは、世界中のウェブページを巡回しています。
クローラーの仕組み
クローラーはプログラミング言語やコードなどの指示を頼りに、情報収集を行います。
クローラーが集めるのは、次のような情報です。
- HTML
- 構造化データ
- JavaScriptで生成されたリンク
- PDFファイル
- Microsoft Officeで作成したファイル
▼「構造化データ」の解説はこちらを参照してください。
インデクサによる情報整理と保管
クローラーで収集された情報たちは全て、ページごとにラベルを付けて整理整頓、保管される、「インデクサ」という処理が行われます。
後に検索エンジンでの出力に必要な高度な処理を、最適な形で行うためのステップです。
保管場所である「インデックス」は「索引」の訳の通り、「キーワードごとに関連ページをまとめ、検索時に引き出しやすい状態にしてある」というイメージで、捉えることができます。
ページがインデックスされると、検索エンジンの結果画面にページ情報が反映されます。
サーチャーによる検索ランキング
検索キーワードを基に、「サーチャー」が各ページの順位を決定し、実際の検索エンジンの結果へ反映します。
検索エンジンに送信された検索キーワードは「クエリ(=問い合わせ)」と呼ばれます。サーチャーは受け取ったクエリに対し、検索意図に沿った最適な情報から順に、検索エンジンの上位へ表示させる仕組みを取ります。
検索順位を決めるための評価基準「アルゴリズム」は、200以上あると言われていますが、その内容はベールに覆い隠されています。
▼「アルゴリズム」の詳細はこちらを参照してください。
検索エンジンの役割
検索エンジンには、次の役割があります。
- ユーザーの検索意図を予測する
- 予測した意図を基に、最も意図に沿っているページを素早く集める
- 意図やニーズに対し最適と思われるページから順に、上位表示する
さらに具体的に、検索エンジンには下の4つの機能があります。
検索エンジンの4つの機能
検索エンジンの仕組みには、次の4つの機能も重要な構成要素となっています。
- オーガニック検索
- リスティング広告
- バーティカル検索
- ユニバーサル検索
オーガニック検索
「自然検索」とも呼ばれ、ユーザーが検索したキーワードのうち、広告を除く検索結果を指します。
<オーガニック検索の特徴>
- 検索エンジンのアルゴリズムに基づき、評価順に表示される
- ユーザーのニーズに沿った高品質なページほど、上位に表示される
リスティング広告
ユーザーの検索キーワードに連動し、検索結果画面の上部に表示される広告です。
<リスティング広告の特徴>
- クリック単価がオークション形式で決まる
- クリックごとに、広告主に対して広告費が掛かる
バーティカル検索
検索対象を「ニュース」「画像」「ショッピング」などの分野ごとに限定する機能を、バーティカル(=垂直)検索と呼びます。
Google検索結果の画面では、以下の各タブを選択することで、バーティカル検索ができます。
ユニバーサル検索
検索キーワードに対し、関連性の高い「地図」「ニュース」「画像」「動画」など特定のコンテンツを反映させる機能です。
ユニバーサル検索の例として、次の様な表示形式が挙げられます。
- ローカルパック(該当エリアの地図と店舗情報を表示)
- アンサーボックス(検索結果とは別に、検索エンジン示すキーワードへの答え)
▼「ローカルパック」の詳しい例はこちらを参照してください。
クロールされやすくする方法
検索ユーザーにとってのサイトやページの見やすさ同様、クローラーにとっても「クロールしやすいサイト構造・ページ構造」が存在します。
クロールされやすいサイトを作るには、次の対策を行います。
- sitemap.xmlを作成
- リンク階層を浅く
- 内部リンクの調整
sitemap.xmlを作成
sitemap.xmlは、サイトの地図としての役割を持つファイルです。サイト内における新しく公開したページや更新したページのURL、更新日時などの情報を一覧にまとめ、この情報をクローラーへ伝えます。
sitemap.xmlには主に、「クローラーのサイト巡回の補助」「各ページの情報理解の補助」というメリットがあります。
リンク階層を浅く
何度もクリックしなければ辿り着かないほど階層の深いリンクは、クローラーにとってもユーザーにとっても不便です。
「3クリック以内」を目安として、リンク階層が深くなり過ぎないようサイトを整えることがおすすめです。
内部リンクの調整
サイト内において、関連する同サイト内ページへのリンク「内部リンク」を設置することも、クローラーの巡回しやすさを補助する対策の1つです。
ただし、内部リンクを張る際には、キーワードを含めたリンクテキストが必須です。
(例)
詳細はこちら。
↓
クローラー巡回の詳しい解説はこちら。
上記の例では、「クローラー」「巡回」という具体的なキーワードを含めています。
重複コンテンツを一つにする
クローラーは特定の指示が無ければ、重複コンテンツを含め、ほとんど全てのページをクロールします。重複コンテンツがサイト内にあると、その分、巡回に時間が掛かり、検索エンジンへの反映に関してデメリットが生じます。
重複するコンテンツがあれば一つにまとめ、サイト内の構造をスッキリと整頓させておくことがベストです。
▼「内部リンク」や「sitemap.xml」など、内部施策の詳細はこちらを参照してください。
まとめ
検索エンジンの仕組みや、クロールされやすい構造を知ることは、サイトを効率的に上位表示するために必須です。
当サイトでは、今回ご紹介した検索エンジンの仕組みのほか、クローラーの効率的な巡回の対策についてもご紹介しています。ご興味のある方は、ぜひ以下も併せてご覧ください。
▼クローラーの巡回の早め方はこちらを参照してください。
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