CVR(コンバージョン率)の平均まとめ!CVRを知っておくことの重要性や媒体別の平均率を解説

CVR(コンバージョン率)の平均まとめ!CVRを知っておくことの重要性や媒体別の平均率を解説
  • URLをコピーしました!

自社の求める行動をユーザーが取るCVR「Conversion Rate(コンバージョン・レート)=コンバージョン率」を有効活用するには、業種や媒体ごとの平均を知ることが必須です。

  • 自社が目指すべきCVRの平均は?
  • CVRが低い場合にはどう対処すれば良い?

本稿では、CVRに関するこれらの疑問を解決します!

あなたのサイトを無料で診断します
※サイトURL入力だけでOK!

サイトを無料で診断し
改善すべき点をお送りします。

  • SEO的に改善すべき点がわかる
  • どう改善すればいいのか手順もわかる
  • GoogleフォームにURLを入力するだけでOK

目次

CVR(コンバージョン率)の平均とは?

CVR(コンバージョン率)は、自社サイトやオウンドメディアを訪問したユーザーが、自社の目標行動に移った程度を数値化したものです。

例えば、「資料請求数の増加」「購入に繋げる」などが、コンバージョンに当てはまります。

CVRは、業界や設定ごとに平均が異なります。CVRの平均値は、自社サイトのコンバージョンの適否や課題を知るための重要な数値です。

▼CVRの計算方法はこちらを参照してください。

あわせて読みたい
CVRの計算式は?計算例や広告クリック率との違いも解説します CVR「Conversion Rate(コンバージョン・レート)」は、サイトやページを訪問したユーザーのうち、自社の求める行動に至った割合を指します。 本稿では、CVRの計算例か...

業界別の平均率

業界別の具体的なCVR平均値を、一部ご紹介します。

検索結果に連動し検索結果画面の上部や下部に表示される「リスティング広告」からの訪問のうち、特にCVR平均値の高い業界は、次の業界です。

<CVR平均値の高い業界>

  • 法律 … 6.98%
  • 自動車 … 6.03%

一方、CVR平均値の低い業界は次の通りです。

<CVR平均値の低い業界>

  • 不動産 … 2.47%
  • 家庭用品 … 2.70%

(出典:Google Ads Benchmarks for YOUR Industry

業界の特徴によって、CVRの平均は大きく異なります。自社の業界のCVR平均率を知っておくことで、自社サイトのCVRを正しく判断でき、伸びしろを見つけやすくなります。

設定によってコンバージョン率が変わる

CVRは、設定する内容によっても難易度が異なります。

「お試しセット申し込み」「アカウント登録」など無料のものはCVRの平均が高くなりやすい一方、「商品購入」「契約」など実際にお金を使うコンバージョン、特にサービスや商品が高額になるほど、CVRは低くなる傾向にあります。

自社のCVRを分析する際は、設定ごとのCVRの難易度も踏まえることがおすすめです。

平均値を知るメリット

CVRの平均値を知るメリットは、「自社サイトや広告が最適化されているか」を適切に判断できる点です。

CVRが平均値かそれ以上の場合、次のように最適化されていると考えられます。

  • ターゲット層を呼び込めている
  • (広告を打ち出している場合)ユーザーに効果的に訴求できている
  • サイト内の導線と訴求が適切である

CVRが平均値を下回っている場合には、上記の要素のどこかに課題があると考えられます。

自社サイトが最適化されているかの目安

ここからは、自社サイトが最適化されているかの目安となるCVR平均値を、次の項目ごとにご紹介します。

  • ランディングページ
  • ECサイト
  • メルマガ・DM
  • アプリ

ランディングページの平均コンバージョン率

16の業界を横断したランディングページの見込み客へのCVR中央値は、2.35%です。

業界別ランディングページのCVR平均値は「出前・外食」の18.2%と「メディア・娯楽」の18.1%が特に高く、一方、最も低いCVR平均値は「リフォーム」の7.2%と「医療サービス」「不動産」の7.4%です。(出典:The Unbounce Conversion Benchmark Report

ランディングページのCVRが平均よりも大幅に低い場合、例えば以下の点で改善が行えます。

  • 広告とキャッチコピーの内容一致
  • 検索用のページタイトル、URL、メタディスクリプションの最適化
  • 入力フォームの内容の量
  • モバイル対応
  • CV後のサンクスページ、お礼メールの用意

▼メタディスクリプションやモバイル対応のコツはこちらを参照してください。

あわせて読みたい
SEOの内部施策とは?やるべきSEO内部施策をまとめてご紹介します! SEO対策の3本柱の1本、内部対策は、サイト内の情報を検索エンジンにもユーザーにも伝わりやすいものへと整える、サイト内部の技術的な対策です。 本稿ではこの内部対策...

ECサイトの平均コンバージョン率

ECサイトの商品購入のCVに関する、11種類の業界を横断したCVR平均値は、2.08%です。(※2021年10月~2022年9月のデータを参考)

特に高いCVRを保っているのは「ヘルスケア」の平均4.18%と、「美術工芸品」の平均3.97%です。一方、機会やシーズンなどが限定的な「インテリア・ギフト」はCVRの高い時期は2.8%、少ない時期は0.93%で平均1.9%、「ベビー・こども用品」はCVRの高い時期は1.1%、低い時期は0.72%の平均0.9%で、CVRの高い時期と低い時期の差が大きいです。(出典:Ecommerce Market Data and Ecommerce Benchmarks for the Arts and Crafts Market for June 2023

ECサイトの世界共通の問題の1つに、支払い直前でページを離脱する「カゴ落ち」の問題があります。カゴ落ち問題は、世界のECサイトの70%以上が抱えています。(出典:49 Cart Abandonment Rate Statistics 2023 – Cart & Checkout

カゴ落ちを減らすとともにECサイトのCVRを上げるには、次のような改善策が役立ちます。

  • ユーザーが質問しやすい環境作りのため、チャットを設置
  • 商品のレビュー設置
  • アカウント登録不要かつ、シンプルな購入プロセスを構築
  • 電子決済や後払いなど、決済方法の選択肢を増やす

メルマガ・DMの平均コンバージョン率

メルマガ・DMの開封率に関する、18の業界を横断したCVR平均値は、21.5%です。

特に開封率が高いのは「教育」の28.5%や「金融サービス」の27.1%です。開封率はさることながら、開封からURLのクリックに繋げることも重要です。開封後のクリックのCVが特に高いのは、「不動産・デザイン・建築」の17.2%です。(出典:Email Marketing Benchmarks and Statistics for 2022

メルマガ・DMの開封やクリックのCVRを上げるには、次の対策が効果的です。

  • ユーザーのニーズに沿ったメルマガ発行頻度を設定
  • ユーザーの行動追跡の分析を行い、各ターゲットに沿った内容のメールを作成
  • 開封したくなる件名を作成

アプリの平均コンバージョン率

アプリのインストールに関して、24種類の業界を横断したCVR平均値は、約5.63%です。

App Storeにおいて特にインストールのCVRが高いのは、「フード・ドリンク」の10.6%と「デベロッパーツール」の10.1%です。一方、CVRの低い分野は「ゲーム」の1.7%や「写真・動画」の2.8%です。(出典:Conversion Rate Benchmark for App Store and Google Play

アプリのCVRを改善するには、App StoreやGoogle Playなどアプリストアページの最適化を、次の点に注意して行うことが有効です。

  • アプリ検索ユーザーの意図を汲み取ったキーワードの使用
  • ターゲットを惹きつけるアイコンや画像の使用
  • 明瞭簡潔な説明文

CVR(コンバージョン率)の重要性

CVRの重要性は、「マーケティング施策の成果を可視化すること」にあります。

有意義なPDCAサイクルを作るには、各業界や各CVRの平均値を知り、自社の施策を数値化・分析することが不可欠です。

CVR(コンバージョン率)が低い原因

CVRが平均よりも大幅に低い場合、次のような原因が考えられます。

  • 顧客視点になれていない
  • 競合による影響
  • 市場トレンドの影響
  • 広告の影響

顧客視点になれていない

CVRは、顧客が選択し取った行動を表します。「企業視点」のまま行うマーケティング施策には顧客視点が欠け、CVRに繋がりづらいです。

この場合、以下のような顧客視点が必要です。

  • 顧客の見方や捉え方を考慮する
  • 離脱したページやポイントを分析し、改善策を打つ

▼顧客視点を掴める書籍はこちらを参照してください。

あわせて読みたい
【ジャンル別】Web集客を考えたら読むべき本まとめ!これだけ読めばWeb集客はマスターできる 「低コストで集客できる」などのメリットを持つWeb集客は、コツや注意点などをしっかりと押さえ、成功に繋げたいですね。 本稿では「これからWeb集客を導入しようか」と...

競合による影響

競合のより優れている施策の影響で、CVRが向上しないパターンもあり得ます。

競合による影響のためCVRが低下した際、次のような対策が有効です。

  • 可能な限り、競合と被らないマーケティング施策を打つ
  • マーケティング施策には永続性が無いため、時間を置いて再度施策を打つ

市場トレンドの影響

季節による市場トレンドも、CVRの低下に影響します。

エアコンや脱毛サービスなどは特に、夏前からCVRが上がりやすい一方で秋に入るとCVRが低下するものの例として、想像しやすいでしょう。

広告の影響

広告を打ち出している場合、「出稿量」「広告の最適化の法則の変化」などが、CVRへ影響します。

  • クリスマス
  • 年末商戦
  • 新生活

これらの時期は特に、広告出稿量の増加→競合による広告強化→顧客の争奪→CVRの低下、という流れが強くなります。

まとめ

CVRは業種や設定により平均が大きく異なります。特性と平均値を踏まえてPDCAサイクルを講じることで、有効なマーケティング施策が可能になります。

当サイトでは、CVRをマーケティングへ有効活用するためのSEO対策レポートの書き方もご紹介しています。ご興味のある方は、併せて以下もご覧ください。

▼CVも含めたSEO対策レポートの書き方はこちらを参照してください。

あわせて読みたい
SEO対策レポート作成のコツは?書くべき項目や一般的な作成時間について解説! SEO対策のレポートには、チーム内や社内で施策の結果や改善案を共有し、モチベーションを保つという、重要な役割があります。 「そうはいっても、何を書けば効果的なの...

あなたのサイトを無料で診断します
※サイトURL入力だけでOK!

サイトを無料で診断し
改善すべき点をお送りします。

  • SEO的に改善すべき点がわかる
  • どう改善すればいいのか手順もわかる
  • GoogleフォームにURLを入力するだけでOK

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる