CVRの出し方は？広告CVRの比較や調べるツール・機能を紹介します

サイト運営やWebマーケティングでは、よく耳にするCVR（コンバージョン率）ですが、いまいちよく分からないという方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、CVRの出し方からCVRを調べるためのツールなど、CVRに関して役立つ情報をご紹介します。

• そもそもCVRって何？
• CVR（コンバージョン率）の計算方法が知りたい

などと、CVRについて知りたい方はぜひ参考にしてください。

CVRとは

CVRとは、「Conversion Rate（コンバージョンレート）」の略で、Webサイトに訪問したうち、どの程度がCV（コンバージョン）につながったのかを示す数値のことです。

CVは、「変換」「転換」という意味合いがあり、ユーザーの意思が変換し、商品を購入したりサービスの申し込みを行うなどの最終的な成果につながるということを表します。

CVRの求め方

CVRの計算方法は次のとおりです。

例えば、CV数が100、サイト訪問者数が2,000の場合、100÷2,000×100=5となり、CVRは5％となります。　

CVRを出す目的

CVRを出すことで、コンバージョン数を伸ばすための適切な対策方法が明確になります。

例えば、Webサイトには多くのユーザーが訪れているのにCVが低い場合は、訪問者を増やす施策は適切ではないでしょう。この場合は、コンテンツを改善する方が好ましいと考えられます。逆に、CVRが高いページは訪問者数を伸ばす施策が有効です。

商材A・Bの例

例えば、次の例をみていきましょう。

1. 商材A：訪問数が20,000で、CV数が2,000の場合
   ⇒2,000÷20,000×100=CVR10％
2. 商材B：訪問数が20,000で、CV数が1,000の場合
   ⇒1,000÷20,000×100=CVR5％
   

上記の結果を見てみると、❶Aの方はCVRが高いので訪問者数を伸ばすことでCV数アップにつなげることができます。一方で➋Bの方はCVRが低いので違う対策が必要となってきます。

このように、訪問者数やコンバージョンだけでは分からなかった部分がCVRでは確認することができるので、適切な改善策を考えることができます。

ディスプレイとリスティング広告のCVRの違い

実は、ディスプレイ広告とリスティング広告ではCVRの数値が異なります。

次に、どのような違いがあるのかを具体的に解説しますので、チェックしていきましょう。

ディスプレイ広告とは

ディスプレイ広告とは、閲覧中のサイト内に表示される広告のことです。

コンテンツ内容に連動している広告が表示されることから、「コンテンツ連動型広告」とも呼ばれています。

画像や動画などの広告を載せることができるので訴求効果が高く、潜在層に対してもアピールするが可能。また、リターゲティングが可能なので、他のサイトでも再度広告を表示できる便利な機能があります。

コンバージョン率が低い

リスティング広告と比べてクリック単価は安いですが、一方でコンバージョン率が低くなりがちです。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索結果の画面上に表示される広告のことです。

ユーザーが検索したキーワードに合わせて表示されることから、「検索連動型広告」とも呼ばれます。ユーザーの検索キーワードに合わせて広告を表示することができるので、見込みの高いユーザーへアプローチすることが可能。

コンバージョン率が高い

リスティング広告は興味のあるユーザーに広告を見てもらえることで、コンバージョン率が高くなっています。

CVRを調べるツール

最後に、CVRを調べるために有効なツールをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

CVRを調べたり改善するには、「Googleアナリティクス」のツールを活用すると便利です。

Googleアナリティクスとは

Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供しているWebサイトのアクセス解析ができるツールです。

Webサイト運営には欠かせないツールの1つ。さまざまな便利な機能が備わっており、無料で利用できるので導入されることをおすすめします。

では、どのような機能があるのかを具体的にチェックしていきましょう。

Googleアナリティクスでできること

Googleアナリティクスの機能は次の4つです。

• 集客機能
• ユーザー機能
• 行動機能
• コンバージョン機能

では、順番に解説していきます。

集客機能

「集客機能」では、ユーザーがどこからサイトへ流入したのかを知ることができます。

例えば、下記からの流入を確認することが可能。

• キーワード検索
• 外部リンク
• SNS（Facebook、Twitter、Instagramなど）
• ブックマーク・直リンク
• 広告

このように、ユーザーがどこからサイトに訪れてくれたかが分かります。

ユーザー機能

「ユーザー機能」では、サイトの訪問者数や閲覧数を確認することができます。

例えば、以下の内容の指標を調べることが可能。

• 訪問回数
• ページビュー数
• 平均セッション時間
• 直帰率
• 新規セッション率

また、ユーザーのデバイス情報を知ることもできます。

行動機能

「行動機能」では、ユーザーのサイト内の行動を詳細に知ることができます。

例えば、以下のようなユーザーの行動を知ることが可能。

• ページビュー数
• ページ別の訪問数
• ページの平均滞在時間
• 直帰率
• 離脱率

など、サイト全体でのユーザーの行動を把握することができます。

コンバージョン機能

「コンバージョン機能」では、CVRに関するデーターを知ることができます。

例えば、以下のCVRに関するデーターを見ることが可能。

• 成約率
• 資料請求
• お問い合わせ

など、設定したコンバージョン（目標）に対しての成約率を確認することができます。

まとめ

今回は、CVRの出し方からCVRを調べるためのツールなど、CVRに関して役立つ情報をご紹介しました。

Webサイト運営では、CVRは重要な1つの指標となります。ただ、CVRは業界や広告の種類などで大きく異なることもあるため、参考にしながらサイトの状況と合わせて判断するようにしましょう。

▼CVRを改善する具体的な方法はこちらをご参照ください。

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